思い出

エリアスが本社へ異動になったって聞いたのは12月の始め。ビックリして途端に不安で悲しくなって軽いパニック。確かTの駐車場からマンションへ戻る道で急に言われてビックリ。「お幸せに!」「さようなら」とかもうネガティブ思考一色でもう二人はこれで終わりかーって思って、来年(2015)は新しい土地で本社で出会いがあって結婚とかしちゃうんだーって、飛躍して悲しくなった。マンションへ戻ってすぐにベッドへ突っ伏して(-_-;)もう〜もう〜って足をバタバタして取り乱してた。「もう今日はご飯作らないからー!」ってエリアスは笑って「ちょ、ちょ、ちょいちょい〜なにい〜」ご飯作って〜って笑ってて、週末はこっちへ帰ってくるし、平日は会わんから同じでしょ?なんも変わらんよーって何度も言って私を安心させようとしてた。それでもしばらく本当にジタバタしていて、「もう嫌だ〜」「変化に対応出来ない〜」(笑)とか色々言って困らせてた。エリアスはずっと笑いながらちょっと、ちょっと、りえちゃん?って何度も言って大丈夫だよ、って繰り返してた。少し時間が経って落ち着いてご飯を作って食べた。エリアスは何度も「足バタバタさせてたね(笑)」わらってた。それからも何度かあの日の私がパニックになっていた事、からかってきた。今思えば、ああして素直になれて良かった!冗談で「りえちゃん、かわいいねえー(笑)」ってふざけた口調で言ってきたけど何か、そういう私の素直に(-_-;)感情を出すところ、エリアスはきっと楽しんでいて心の何処かでそんな私の姿をみて嬉しかったのかもしれないな。

今日、帰り途もう寒かった。風が強くて震えた。涙が出て悲しかった。だから此処へ帰って来てホッとした。クマちゃんとの思い出がいっぱいあるこの部屋に戻るとクマちゃんが居てくれるような気がするから。

いつも優しかった。イライラして辛かったんだろうけど・・。苦しかったのに1人で解決しようとしていたんだろうな。私とは正反対。エリアスは私の事いつも「りえちゃんは面白い」「想像もつかん事するわ〜(笑)」「全然飽きん」と言ってた。好きだとか言われたことも無いけど(-_-;)「可愛いよ〜」って思いっきりふざけてわざと言ってた。

二人はそれぞれに抱えているものがあったのに、それには全然触れずに、語り合いもせず、それでもお互い本当に気遣い合ってた。「いつもありがとう」「こちらこそありがとう」そんな言葉のやり取り。文字通り最後もこれだった・・。

初盆。お父さん、お母さん、頑張って対応されていた。クマの為に賑やかにしましょうね、っと言って。最高級の牛肉を買って魚介、野菜、豪勢なBBQをした。家族皆で。くまちゃんのお父さん、本当に男らしい人だね。クマの男らしさはお父さん譲りだね!お母さんはシャキシャキしていて頭の回転が速くて、でも可愛い方だね。クマちゃんの事、どんなに自慢に思っていたか本当に分かるよ。涙が止まらないよ。あなたは本当に強く在りたいと思って1人で頑張った。もっともっと助けを求めて欲しかった。でもそれが自分の生き方だったんだな、きっと。前にお腹をひどく壊して苦しんでいた時ですら全く助けを求めず、迷惑かけてゴメン、としか言わなかったから、辛い時には人に頼っていいんだよって言ったけどあんまり心に響いている風でもなかったから。あの時、夜中にコンビニまで行ったり即席の湯たんぽを作ったり、私も頑張って介抱したつもりだよ(-_-;)

とにかくクマちゃんと出会えた奇跡にずっと感謝していく。ありがとう。
初盆、皆で泣き笑い。エリアスとの新しい思い出が増えたよ。ありがとう、お父さんやお母さん、SCやGS君、お兄さん、叔父さん達、皆に会わせてくれて。夏休み、M温泉、気持ち良かった、夜は涼しかった。灯篭見えたよ。山の上。涙でぼやけたけどね。あーあそこの山にクマが居るんだなあって思ったら泣けた。遠かったから。

大好きな気持ちはぜんぜん変わらないよ。